2010年11月26日 21:42
そんなわけで…
江戸時代中期に活躍した狩野派の絵師、円山応挙の展示を見に行ってきました。

日本橋にある三井記念美術館で、11/28までの展示です。
遠近法を用いて描かれた風景画の眼鏡絵、屏風や襖絵などが展示されていました。
迫力ある絵にただただ圧倒されてしまいました。
画面の中央に余白を大胆にとり、立体的に空間を描く構図が特徴的なのですが、
その余白は、見る者の想像力をかきたてます。
近くで見ると、大胆な太い筆づかい、繊細な線、細かい描写、バラバラな手法で描かれているのに…
遠くから見ると、とても奥行きある空間をもったひとつの絵なのです。
目で見ている立体のモノや世界を、平面にどのような表現で描き起こしているか。
そこにとても興味があります。
描く人のフィルターによって、表現が違うので面白いです。
過去の天才達の絵は、とても刺激になります。
(葵)
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