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月日は巡る

2012年02月04日 14:11

2012年1月21日(土)の読売新聞多摩版(朝刊)「お店発見」コーナーで、
九ポ堂が紹介されました!

九ポ堂 酒井草平の写真↓
newspaper.jpg


そしてこちらが、雑誌「チルチンびと」1997年、創刊3号(風土社)p.84に掲載された写真です。

初代酒井九ポ堂 酒井勝郎↓
jiji_20120204140040.jpg

同じ場所に立つ祖父と孫。
月日は巡って、孫がここに立っていることをおじいさんは喜んでいることでしょう。
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活版校正機、空を飛ぶ。

2012年02月03日 20:30

吊られた校正機

 祖父が使っていた活版校正機を修理に出すことにした。
 祖父・勝郎は、退職後の大半の時間とエネルギーを活版印刷に費やしたといっても過言ではないだろう。自分の思い出の記や旅行記に始まり、山田政平著『中華料理の作方百六十種』の復刻や人から頼まれた物まで、それは素人の趣味の域を大いにはみ出た「仕事ぶり」である。ご飯と三時のおやつと散歩以外、日中はほとんど印刷室にこもりきりだった印象がある。

スロープを使い印刷室から外に出した。

 そんな日々も、やがて終わりを告げる。最初にガタがきたのは校正機の方だった。もともと中古品だったので、祖父が色々工夫をし、半ば無理矢理使っていたのだが、いよいよ動かなくなってしまった。その頃たぶん祖父が90歳ぐらい頃であった。あれだけ印刷室にこもりきりだった祖父が、印刷室に行かなくなり、はたして何をして過ごしていたのか。僕は全く思い出せない。そして98歳で祖父が他界すると校正機は、徐々に家の人の物で埋もれていった。結局うちの活版機材は、僕が結婚して、妻が活版に興味を示すまで、ずーっと埋もれ続けることになる。
 月日が流れ、うちの印刷室は祖父がいた頃のように、とまではいかないが、使われるようになってきている。時々思うのだが、祖父の念が未だに印刷室に渦巻いていて、それが僕達に印刷をさせているのではないか、と。(草)

トラックの荷台に載せられた校正機。



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