東京エリア外の方にも九ポ堂の商品を手にとっていただきたいという気持ちから…
新しい制作にも、もっと時間を費やしたいという思いから…
全自動活版印刷機のデルマックス、九ポ堂に仲間入りの予定です!
先日、校正機の修理でもお世話になった
ツバタさんに見に行ってきました!

4月頃、全自動機が欲しい…と思い、ツバタさんに連絡してみたところ、
「5月に廃業する活版印刷屋さんから、デルマックスをひきとる」という返答が…
なんというタイミング!
即予約したのでした。
デルマックスシリーズは、何回か改良を加えてヴァージョンUPしているらしいのですが、
その中でも最新の型だそうです。
ひきとる直前まで現役で使用されていたので、修理する部分はほとんどなく状態はとてもよかったです。
工場にある大型機械に囲まれポツンといるその姿は、とてもこじんまりかわいらしくて、
まるで大型犬に囲まれた子犬のようでした。
「この子はうちの子だ!」
犬や猫をひきとる時の気持ちってこんな感じかな…と何ともいえない感情になりました(笑)。

給紙と沢山のローラー。
工場長さんが、九ポ堂の版で色々試し刷りをしてくださいました。
音が意外と静かでした。
位置合わせもシビアにピッタリでき、感動でした。

給紙と排紙部分。
そして右下の筒は、憧れの?ブロッキングパウダー。
排紙され重なった紙に、インキがついて汚れないようにするために、
パウダーをふきかけてくれる装置です。

はじめて見た「親子チェース」↑
チェースとは、版を組むための枠です。
親子チェースとは、大きなチェースの中に着脱可能な小さいチェースがあるもので、
小さい版の印刷で活躍します。
小さいチェースは3個あり、組み置きしてあるものを簡単に入れ替えられます。
またサイズが小さいので、組み版も簡単にできます。
B5サイズまで刷れるので、大きい版に対応できる「子」のないタイプのチェースもあります。
このデルマックス、なんと紙をおさえる「くわえ」が3ミリ!
九ポ堂には、「くわえ」5ミリの版も多くあるので、助かりました〜
来週には、九ポ堂にやってくる予定です。
ドキドキです。
全自動はきますが、九ポ堂にある他の印刷機たちもバリバリ活躍する予定です。
刷りたいものによって、印刷機を変える感じです。
九ポ堂印刷機たちデルマックスは酒井草平の専用機、大フートテキンは酒井葵の専用機になりそうです…
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